【最短ルート】個人事業主・フリーランスで再就職手当をもらう方法!

お金のはなし

先日、会社を退職し個人事業主となりました。

その際に気になるのが、「失業保険っていつから出るんだろう?」

「っていうか、個人事業主って失業保険をもらえるの?」というところですよね。

今回は実体験に基づいた最短ルートをご紹介!

これからフリーランス・個人事業主を考えている方、必見です。

そもそも再就職手当金ってなに?

再就職手当金とは、失業保険をもらう前に再就職や開業・独立をすると

そのうちのいくらかを早めにもらうことが出来る制度です。

失業保険の満額分を受け取ることは出来ませんが、

もしも再就職先が決まったり、開業の意思がある場合にはこちらを頂いて、

早めに仕事を始めた方が、個人的には結果としていいと思っています。

早く行動を起こすことで実績も出来ますし、その方がきっと稼げますしね。

最短ルート!再就職手当金をもらう方法

1:まずは離職票を提出

ではここからは最短ルートをご紹介していきます。

まずは離職票を会社からもらってください。これが必ず必要になります。

「離職票を渡してくれない!」なんてのは違法なので、

しかるべきところに相談を。

私の場合、退職翌日に離職票が送られてきました。

手元に届いたら

  • 離職票1と2
  • 身分証明書(免許証等)
  • マイナンバーカード(通知カードでも可。コピーはダメ)
  • 印鑑(認印でOK)
  • 失業保険を入金する通帳(キャッシュカードのみでも可)
  • 証明写真2枚(最近撮影したもの、縦3.0㎝・横2.5㎝)

をもってハロワにGO!

手続きに時間がかかるので、余裕を持って行きましょう。

2:待機期間と初回講習

あらかじめお伝えしておきますが、再就職手当金をもらうためには

「待機期間」というものがあります。

会社都合で退職を余儀なくされた場合は、7日間の待機後にすぐ動き出すことが可能です。

しかし、自分都合で退職した場合は7日間+1ヶ月の待機が必要になります。

この間に仕事や、開業をしてしまうと受給対象外となりますので注意が必要です。

無事に離職票を提出すると、ハロワの方から

「この日に説明会をやるので来てください」という案内をされます。

これが初回講習です。

この日をすっぽかしたり、忘れたりすると受給できるタイミングが遅れてしまうので要注意!

講習ビデオや説明等を受け、その後に資格者等の重要書類が渡されます。

ちなみに筆者は、たまたまコロナ対策時期に行ったため(2020.8)

説明書類だけ渡されて終了しました。

本来なら1~2時間ほどかかるらしいです。ラッキー。

3:初回認定日にハロワへ

ここでは失業申告認定書を提出します。

最低1回の再就職活動を行ったかと聞かれますが、

前項の初回講習が1回にカウントされますのでそれだけで大丈夫です。

もし短期や日雇いでもお給料をもらったのであれば

ここできちんと報告しておきましょう。

4:開業届を提出

待機期間満了後(ここ重要!)に、管轄の税務署で開業届を提出しましょう。

印鑑だけ持って行けば大丈夫です。書き方は税務署の人が教えてくれます。

びっくりするくらい簡単でした(笑)

もしも青色申告をする予定があれば、ここで申告書を出しておきましょう。

これもサクッとかけちゃいます。

筆者はビビりだったため、提出前に一度ハロワへ行き

「これから開業しようと思ってるんですけど、どんな手続きが必要ですか?」と

聞きに行きました(笑)

必要なものを教えてくれましたし、もしも待機期間が満了になっていない場合は

「〇日以降に開業届を出してください」と教えてくれることもあるみたいです。

5:開業を報告しにハローワークへ

さあ、最重要ミッションです。

前項で開業届を出したと思いますが、その際に開業届の控えをもらいます。

それを持ってハロワへ「手当金くれー!」という手続きをしに行くのですが…

その際、このような条件があります。

・事業の開始により自営業として自立することが出来ると認められるものであること

…はい?

よくよく話を聞いてみると、

「1年以上事業を安定的に継続して行うこと」

証明できるものが必要だそうです。

………はい?

例えばですが、業務委託契約書などの書面

またどこかオフィスを借りたりしている人は、その賃貸証明書でもいいそうです。

詳しくは管轄のハローワークに相談してみてください。

担当者によっていうことがバラバラのようです…。

ちなみに筆者はライター業、事務所は自宅です。

(しかも自宅は旦那名義のマイホーム)

ライターの業務依頼は単発のため、なかなか「1年以上の継続証明」が難しく…

たまたま懇意にしているクライアント様が「委託契約してもいい」と

言っていただけたので大変助かりました。

この部分が最大のネックになると思います。

6:審査後の電話

申請後、ハロワでの審査が通れば無事に振り込みが終わります。

その間約2週間でした。早っ!

無事に30万程の入金がありました。はあー、ありがたい!

その後しばらくすると、ハロワから

「まだ事業を続けていますか?」という電話が入るはずです。

続けていてもやめていても、正直に答えましょう。

不正受給にあたってしまいます。

申請に大切なのはタイミングと下準備

今回はフリーランス・個人事業主の再就職手当金についてでした。

受給までの最短ルートをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

筆者は8月頭に初めてハロワへ行き、手続きを終えたのが10月中旬でした。

自己都合による退職だったため、最短でも大体2ヶ月ほどかかる計算ですね。

しっかり事前に準備しておけば、何の問題もなく通るはずですから

堂々と申請しましょう!違法でもなんでもありませんからね。

会社員時代、一生懸命払っていた雇用保険ですから

しっかり頂いて、新しい事業の足しにしたいものです。